離婚にまつわる用語集
Words and Cases
ここでは、離婚にまつわる代表的な用語を、簡単な事例含めてご紹介します。
婚姻費用
別居期間中の生活費のことです。
現在の家庭裁判所の実務では「算定表」に従って算定されます。
具体例
夫が年収500万円の会社員で、妻が年収100万円のパートをしており、小学生の子ども2人が妻と生活している場合。 夫が妻へ支払うべき生活費は、10~12万円
養育費
離婚後に、子どもを養育している方へ支払う費用です。
具体例
父(元夫)が年収500万円の会社員で、親権者母(元妻)が年収100万円、小学生の子ども二人の場合、父が親権者である母へ支払うべき養育費は、6~8万円(一人当たり3~4万円)
親権
離婚の際には、必ず親権者を決めなければなりません。
子どもにとって、どちらの親と一緒に生活することが幸せかどうかを基準とします。
面会交流
離婚後に、離れて暮らすことになった親と子どもが会うことです。
財産分与
夫婦の共有財産を、清算することです。
どちらの名義の財産になっているかは関係ありません。分与の割合は、特別な事情のない限り、2分の1です。
離婚の時に、必ず決めなければならないわけではありませんが、離婚の時から2年以内で時効になります。
慰謝料
離婚の原因を作ったことが明白な場合(例えば、不倫やひどい暴力など)に、慰謝料が認められます。
年金分割
特に熟年離婚において問題になります。相手方配偶者が、厚生年金または共済年金を支払っている場合に、保険料の支払い実績を分割するシステムです。